格付け・ソルベンシーマージン比率ってなに?

保険会社のランキングを見ていきましょう!
格付けやソルベンシーマージン比率を聞いたことがあるでしょうか?
保険会社が健全な経営をしているのか?倒産しにくいのか?
保険会社が倒産した時どうなるか?は、こちらの記事を確認してください。
実際に、病気になった・亡くなった時に、ちゃんとお金を払ってもらえるのか?
これらを判断するための材料になるので確認しましょう。
保険会社格付けランキング一覧

格付けとは、格付け機関が保険会社の経営状態をみて評価したものです。

ソルベンシーマージン比率は複雑な計算ではじき出されるものです。
これは、少しトリックがあるので注意しましょう!!
詳しく説明していきます。
格付けの順番は
- AAA
- AA
- A
- BBB
- BB
- B
- CCC
- CC
- C
信用できる会社がAAAで一番危ないのがCとなります。
さらに細かく(+)と(-)で分かれています。

格付けがA以上の保険会社を選びましょう。
格付け機関は、スタンダード&プアーズ(S&I)と格付け投資情報センター(R&I)があります。
スタンダード&プアーズ(S&P)は、保険会社の経営状況を格付けしています。
倒産しにくいか判断することが出来ます。
格付け投資情報センター(R&I)は、保険金支払い能力を格付けしています。
死亡保障や医療保険をしっかり払ってくれるのかどうかという事です。
保険会社 |
S&P |
R&I |
アフラック生命 | A+ | AA- |
日本生命 | A+ | AA |
東京海上あんしん生命 | A+ | AA+ |
かんぽ生命 | A+ | AA- |
第一生命 | A+ | AA- |
住友生命 | A+ | AA- |
T&Dフィナンシャル生命 | AA- | |
明治安田生命 | A+ | AA- |
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命 | A+ | AA |
ソニー生命 | A+ | AA |
三井住友海上あいおい生命 | A+ | AA |
大同生命 | A | AA- |
太陽生命 | A | AA- |
富国生命 | A | AA- |
大樹生命(三井生命) | A | AA- |
プレデンシャル生命 | A+ | AA- |
ジブラルタ生命 | A+ | AA- |
メディケア生命 | AA- | |
メットライフ生命 | AA- |
アクサ生命 | A+ | |
オリックス生命 | A+ | |
マニュライフ生命 | A+ | |
ニューセンチュリー保険 | A | |
ニッセイ・ウェルス生命 | A- | |
エヌエヌ生命 | A- | |
FWD富士生命 | BBB | |
朝日生命 | BB+ | |
アメリカンホーム生命 | ||
チューリッヒ保険 |

空欄のところは評価がされていませんでした。
この表を見れば、ほとんどの保険会社は健全な経営をしている事が分かりますね。
ソルベンシーマージン比率一覧
ソルベンシーマージン比率とは何でしょうか?
なんだか分からないですよね。
ソルベンシー・マージン比率(Solvency Margin Ratio)とは、保険業法で定められた保険会社の健全性を示す指標である。
保険は確率的な事象を扱うため、通常発生しうる程度の損害額は統計的に予測可能である。
しかし、通常の予測を超える大規模な損害が発生した場合にも、保険会社はその損害に対する保障をする必要がある。
この、通常の予測を超えたリスクに対応する余力を示したものがソルベンシー・マージン比率である。
その意味で「ソルベンシー・マージン」はしばしば「支払余力」と訳される。
保険関係の法令の中では、「保険会社の保険金等の支払能力の充実の状況を示す比率」という。

さらに分からなくなりましたね。
簡単に言うと、大災害など予想外の事が起こった時でも、しっかり保障してくれるのかどうかという事です。

目安として400%超えている保険会社を選びましょう。

ソルベンシーマージン比率は高ければ高い程良いですが、注意点があるので最後にお話しします。
保険会社 | ソルベンシーマージン比率 |
アフラック生命 | 961.2% |
日本生命 | 996.7% |
東京海上あんしん生命 | 2063.6% |
かんぽ生命 | 1188% |
第一生命 | 970.8% |
住友生命 | 970.8% |
T&Dフィナンシャル生命 | 1101.7% |
明治安田生命 | 1040.1% |
SOMPOひまわり生命 | 1507.5% |
ソニー生命 | 2590.5% |
三井住友海上あいおい生命 | 1681.8% |
大同生命 | 1271.9% |
太陽生命 | 1271.9% |
富国生命 | 1236.4% |
大樹生命 | 1132.2% |
プレデンシャル生命 | 803.6% |
ジブラルタ生命 | 852.6% |
メディケア生命 | 2815.8% |
メットライフ生命 | 889.6% |
アクサ生命 | 790.7% |
オリックス生命 | 1720.8% |
マニュライフ生命 | 843.5% |
ニューセンチュリー保険 | |
ニッセイ・ウェルス生命 | 988.4% |
エヌエヌ生命 | 758.5% |
FWD富士生命 | 1029.7% |
朝日生命 | 861.1% |
アメリカンホーム生命 | 1095% |
チューリッヒ生命 | 624.1% |

空欄のところは評価されていませんでした。
ソルベンシーマージン比率の落とし穴
※ソルベンシーマージン比率には注意点があります!!
ソルベンシーマージン比率を出すための計算式はすごく複雑で難しい計算です。
ものすっごく簡単に言うと、
保険会社の支払い能力÷加入している人の数=ソルベンシーマージン比率
なので、
新しくできた実績のない保険会社や、加入している人がかなり少ない保険会社の
ソルベンシーマージン比率はすごく高くなります。

保険会社にどの位の加入者がいるのか?
最近出来た保険会社なのか?
一度確認してみましょう。
Wikipediaで見ることが出来ますよ!
まとめ
保険会社を選ぶときには、格付けとソルベンシーマージン比率を確認しましょう。
保険会社の倒産リスクが怖い場合は、2つの保険会社に分散して加入するなどリスクを分けるとことも検討しましょう。