旦那・妻が死んでしまった時に
生活費は足りるの?足りないの?

もし、旦那が死んでしまったらお金のことは、どうなるんだろう?

もし、妻が亡くなったら、子供の事はどうなる?
もしあなたの旦那さんや奥さんが亡くなった時、お金のことはどうなるのでしょうか。
国からの保障(遺族年金)もあるのでそれをふまえて解説していきます。
遺族年金って?国の保障はどの位あるの?
遺族年金とは?
旦那さんか奥さんが亡くなったときに残された家族が、国から受け取る事が出来る年金のことです。

どんな人が遺族年金を受け取れるのか確認していきます。
注意しないといけないのが、すべての人が受け取れる訳ではないんです!
確認項目は2つ
- 自営業の場合(遺族基礎年金)
- 会社員の場合(遺族基礎年金と遺族厚生年金)

遺族年金は上の2つの項目から、受け取れる金額や何も受け取れないのかが決まってきます。
自営業の場合
1.亡くなった人が自営業で子供が居ない時

残念ながら遺族年金は、一切受け取れません。
2.亡くなった人が自営業で子供が18歳以上の時

残念ながらこれも遺族年金は、一切受け取れません。
3.亡くなった人が自営業で子供が18歳未満の時

遺族年金を、受け取れます。
子供が1人の場合は?
子供が18歳になるまで、年間104万円受け取れます。

月になおすと約83,000円ですね!
子供が2人の場合は?
上の子供が18歳になるまで、年間122万円受け取れます。

月になおすと約100,000円ですね!
上の子供が18歳になったら?
年間受け取り金額が、104万円に変わります。
下の子供が18歳になったら?
遺族年金は、一切受け取れなくなります。
子供が3人の場合は?
上の子供が18歳になるまで、年間130万円受け取れます。

月になおすと約108,000円ですね!
一番上の子供が18歳になったら?
年間受け取り金額が、122万円に変わります。
真ん中の子供が18歳になったら?
年間受け取り金額が、104万円に変わります。
一番下の子供が18歳になったら?
遺族年金は、一切受け取れなくなります。

自営業の人は遺族基礎年金と言う年金が受け取れるんです。
遺族基礎年金は、子供がいてなおかつ、子供の年齢が18歳未満の時のみ受け取れる年金です。
会社員の場合

亡くなった人が、会社員の場合は、遺族基礎年金と遺族厚生年金の2つから受け取ることが出来ます。
遺族基礎年金は、自営業の人と仕組みや受け取れる金額は全く一緒です。
もう一つの遺族厚生年金について、説明していきます。

遺族厚生年金は、死んでしまった人の※月収によって受け取れる金額が変わってくるんです。
※月収とは?
初任給から、死んでしまった時の月収の平均を取ります。
これを「平均標準報酬月額」と呼びます。
例 初任給の時は、総支給額で月収18万円
亡くなった時は、総支給額の月収25万円の場合
平均標準報酬月額は、18万円+25万円÷2=約21万円といった感じです。
これは簡単な計算で本当は複雑な計算です。
遺族(基礎+厚生)年金の貰える金額の一覧表(月額)
平均標準報酬月額 |
子供は いない
|
18歳未満の子供1人 |
18歳未満の子供2人 | 18歳未満の子供3人 |
20万 | 20,554円 | 104,270円 | 122,979円 | 129,212円 |
30万 | 30,831円 | 114,547円 | 133,256円 | 139,489円 |
40万 | 41,108円 | 124,824円 | 143,533円 | 149,766円 |
50万 | 51,384円 | 135,101円 | 153,809円 | 160,043円 |
60万 | 61,661円 | 145,378円 | 164,086円 | 170,320円 |

上の図を見ていただくと、月にいくら遺族(基礎+厚生)年金が貰えるかわかりますね。
例 子供2人・平均標準報酬月額が30万の場合は?
毎月、13万円受け取ることが出来ます。
上の子供が18歳を過ぎると、受け取れる金額は、毎月11万円に変わります。

さらに、妻が40歳以上の場合は、子供がいない時でも受け取れるんです。
子供のいない妻が40歳以上の場合は?
年間58万円、受け取ることが出来ます。

月に直すと約48,000円です。
年間58万円は、65歳まで受け取る事が出来ます。
これを「中高齢寡婦加算」と言います。

ちなみに中高齢寡婦加算が貰えるのは女性だけですよ。

これで、月にどれ位の遺族年金が貰えるか分かりました!
遺族年金だけで生活できる?

じゃあ、実際に旦那さんや奥さんが亡くなったときにどの位、生活費がかかるか考えてみましょう。
遺族年金だけで足りそうですか?

妻が亡くなっても僕は仕事を辞めないし、妻の分の死亡保険は必要ないかも!

旦那が亡くなっても子供の世話もあるし、バリバリ働くことは出来ないかも!

家庭によって、旦那さんや奥さんが亡くなった後、働けるのか、働けないのかはさまざまだと思います。
一度、考えてみて下さいね!
実際に例をあげていきます。
1.自営業で子供1人 生活費は月25万円
この場合、残された人が月に17万稼げなければ死亡保険が必要です。
2.会社員で子供はいない 生活費は月18万円 平均標準報酬月額30万
この場合、残された人が月に15万稼げなければ死亡保険が必要です。
3.会社員で子供3人 生活費は月35万円 平均標準報酬月額40万
この場合、残された人が月に20万稼げなければ死亡保険が必要です。

月に15万は稼げなくても10万くらいならパートで稼げそう!

その場合は、月に5万円分の死亡保険に入れば良いのです。
次に5万円分の保障はいつまで欲しいのか考えましょう。

老齢年金が貰えるまでは、保障が欲しいかな!

※65歳 - 自分の年齢(例 40歳) = 25年間
5万 × 12か月(一年分) × 25年間 = 1500万円の死亡保険が必要になる計算です。
※老齢年金が貰えるのは、今のところ65歳からだけど、将来は変わるかもしれません!

計算してみてどうでしたか?
ちなみに死亡保障を用意する方法は2つあります。
まとめ
死亡保険は、家庭によってかなり差があります。
基本的に、旦那さんも奥さんも正社員で収入がある程度あれば死亡保険は必要ない事が多いと思います。
専業主婦(主夫)で収入がなく、配偶者が亡くなってから働くことに不安があれば死亡保険に入ることをオススメします。